microplanetsは，元々は，科学と芸術に関連する何かがしたいと考えていた私の，いくつかのアイディアの1つでした．

本当は他にも構想していたことはあって，microplanetsがたまたま具現化して，今に至っています．

私がやりたかったことの本質は，「科学と芸術を融合する」ということです．

なぜ科学と芸術の融合なのか．

私は大学院まで生物学を研究していました．また，プライベートではピアノや写真が趣味で，芸術にも興味がありました．

大学で学んでいるうちに，科学を単に学問，役に立つ知見としてだけでなく，一般の人が楽しめるものとして発展させることが，もっとできるのではないかと考えるようになりました．

科学を一種の娯楽として提案していくにはどうすればいいだろうか．

私はそんなことをずっと考えていました．

そこで思いついたのが，科学と芸術を融合するということ．

もちろん科学だけでも楽しめる要素はありますが，

そこに芸術という感性で味わう要素を加えることで，

より社会に，科学の面白さを広げていくことができるはず，と思ったのです．

顕微鏡という，多くの人にとっては学生時代の授業くらいでしか接点のないような存在を，

もっと身近な存在にできたら．しかもそれを楽しめるものとして提案できたら．

そう思いながら活動を続けています．