私がこの活動をやっていて常々願っているのは，「顕微鏡をもっと身近な存在にしたい」ということです．

少し不思議に思うのです．

天体を観察するための望遠鏡は，研究だけでなく一般の方の観察道具として広く親しまれているのに，

顕微鏡には，それほどの人気はない．

もちろん，目的自体が全く違いますから，比較するのもナンセンスかもしれません．

でも，もっと普及してもいいんじゃないか？

実験の授業でしか使ったことのない存在じゃなくて，もっと気軽にミクロな世界を楽しむ文化が発展してもいいんじゃないか？

microplanetsでは，学術的なことよりも，顕微鏡で見えた視野の意外性や美しさを純粋に楽しむことを大切にしています．

学ぶというよりも，顕微鏡で遊ぶ感覚．

これを多くの人に，microplanetsを通して少しでも感じてもらえたら嬉しいなと思っています．

最近では比較的お求めやすい価格の顕微鏡，従来の顕微鏡の形すらしていない小さな顕微鏡もあったりします．

そんな新しい技術も後押しに，近い将来，顕微鏡に親しむ人がもっと増えたらいいなと願いながら，

microplanetsのコンセプトを発信し続けようと思います．