microplanetsの実験ノートは一般的なノートよりも大きめのA4サイズですが，これは実験ノートに多いサイズです．

私自身，大学院まで研究をしていたので実験ノートはよく使っていたのですが，

このA4というサイズがとても便利．

A4サイズの印刷物も端っこを少し切れば貼ることができますし，

たくさんのデータを記録したいときに，1ページが大きいと沢山書けます．

実験ノートはそれ自体が研究室の一つの資産のように扱われていました（少なくとも私の所属していたところでは）

実験ノートは卒業するときに研究室に残していくので，自分が会ったことのない昔の先輩の実験ノートが残されていたりもしました．

大学の研究室は代々，所属する人が変わっていきますが，研究自体は引き継がれていくことも多いです．

だから過去の先輩のノートを参考にすることも多いのです．

私自身は新しいテーマをいただいて研究をしていたので，あまり先輩の実験ノートを見る機会は多くありませんでしたが，

こうやって代々，実験ノートに記録が残されていって，

それを後の代の人が参考にすることで，

過去の研究成果が，今の研究に繋がっていく，

そんな歴史をつないでいくというロマンみたいなものが，研究室の実験ノートにはあるように感じます．

私ももちろん，自分の実験ノートを研究室に残していきました．

自分自身がその研究に直接関わることはなくなりましたが，

きっとその記録は歴史の一部として受け継がれて，将来の大きな結果にも間接的に関わってくるのだと信じています．